どないやねん

金ナシ×仕事ナシ×連れナシ×子ナシ。つれづれなるままに。

ラプラスの悪魔と魔女

最近、角川文庫の「ラプラスの魔女」(東野圭吾さん)を読みました。

 

ここで出てきた、「ラプラスの悪魔」とは、フランスの数学者であるピエール=シモン・ラプラスさん(1749-1827)が1812年自らの著作の「確率の解析的理論」の中で述べた以下のような内容です。

 

『もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。』(Wikipediaより)

 

→ザクっとですが、完全に(物理的に)現在を認識できた場合、未来を完全に予測できるといったところでしょうか?

 

しかし、Wikipediaによると、「20世紀初頭より勃興した量子力学によって、原子の位置と運動量の両方を同時に知ることは原理的に不可能である事が明らかになった(不確定性原理)。これによりラプラスの悪魔は完全に否定された。」

とのことです(残念)。

 

なんだか難しいですが、小説「ラプラスの魔女」のクライマックスが、もう少し違う終わり方が良かったと思ったりもしましたが、科学的な内容も多く、わかりやすく説明もされており、十分に楽しめた内容でした。

個人的には、甘粕謙人君のその後の行方が気になるところです。

 

実は、今回、東野圭吾さんの本を初めて読みました。

これを機に、ガリレオシリーズも読んでみたいと思いました。